でも、座禅を体験してみれば分かりますが、心を統一しようとか、あるいは棒で打たれる事を気にしすぎたりするとかえって雑念が出るもの。座禅は形だけのものではなく、自分の心を見るいい機会です。
精神的なものに興味をもつことが多かったので、座禅だけでなく、瞑想やイメージトレーニングのような本を随分読んできました。瞑想法も本で読むだけでなく、セミナーを受けたり、また、速読法のような能力開発法も学んできました。
自分なりに理解したところでは、何を行うにせよ、生きていく上で心と言う内面と環境と言う外面とのバランスを取る必要があるということです。
内面に目が行き過ぎると社会の中で力を発揮したり、環境を変えていくことが出来なくなります。
環境に目が行き過ぎると自分の本心を忘れてしまいます。
座禅はそうしたバランスをとる一つの方法だと思います。
座禅は自分の心と向き合う実践的な方法かと思いますが、自分の心の偏りを知るには実生活での体験や本で思索を深める事も必要です。
座禅の仕方、方法は流派によって違うと思いますが、日本では道元禅師が有名ですね。私も道元の正法眼蔵手に取ったんですが、鎌倉時代の本のせいか、難しいですね。現代語訳でも良く分かりませんが・・・。でも、言葉の魅力に溢れているので、時間を掛けて読み進みたいと思います。